手の届かない透き通る闇
指の隙間から覗き込んだ この世界に 千切れてゆく赤
細い腕が綺麗な君の嘘
雨に濡れ たたずんだ希望も嘘?
朽ち果ての夢で廻る ハルカカナタ 滲む空はただただ暮れる
薄れてゆく存在さえ 遅れてゆくまま 
無駄に泣いた 事に今も 気が付けないまま 
ただ怖い 風鈴 闇を裂き 生暖かい風と息を殺し
朽ち果ての夢で廻る ハルカカナタ 滲む空はただただ
昨日までの夜を振り返ればもう
もう二度と 光は消え 叶わない もう二度と
もう誰も 全て消えろ
叫び生きて 耐え抜いた痛みと 
闇の向こう鈴の元へ